2012年 08月 02日
種田山頭火の妻「咲野」 |
最近読んだ本です。
放浪の俳人、山頭火は山口県防府市の生まれです。
そして奥さんは山口県佐波郡和田村(現周南市高瀬)の人でした。
先日、その奥さん「咲野』さんの故郷へ友人に連れて行ってもらいました。
先ず途中の島地川ダムにて納涼^^
高瀬はお茶畑の広がるお茶の名所でもあります。
●明治42年、種田正一と結婚。山頭火28咲野21才
●明治43年、長男健誕生。
●大正5年 造り酒屋が倒産し、3人は熊本へ移住し、古書文具店「我楽多」開業
●大正9年 戸籍上離婚。 咲野32才
●大正14年 山頭火出家得度。
●大正15年 山頭火、行乞放浪の旅に出る。咲野38
●山頭火四国松山「一草庵」で没す。59 咲野52
●咲野 熊本市内の病院で死去 80才
住みなれて 茶の花の 咲きつづく
この句は昭和8年(1955年)小郡の其中庵にいる時庭に咲いた白い茶の花を見て詠んだもの。
綺麗で聡明で働き者の咲野さん。離婚後も山頭火は何度も彼女のもとを訪れていますし、彼女もまたずっと
お金の工面をして彼を支えて居られたようです。
< 種田山頭火の和紙人形 > 徳地の研究家、益田悌二氏は、咲野を〝てふてふ″(蝶々)に託して句を作ったのではないか、と言っているそうです。私もそんな気がします。
♪ あてなくあるくてふてふあとになりさきになり ( 山頭火 )
♪ てふてふうらうらどこまでついてくる ( 山頭火 )
♪ 濡れててふてふどこへゆく ( 山頭火 )
放浪の俳人、山頭火は山口県防府市の生まれです。
そして奥さんは山口県佐波郡和田村(現周南市高瀬)の人でした。
先日、その奥さん「咲野』さんの故郷へ友人に連れて行ってもらいました。
先ず途中の島地川ダムにて納涼^^
高瀬はお茶畑の広がるお茶の名所でもあります。
●明治42年、種田正一と結婚。山頭火28咲野21才
●明治43年、長男健誕生。
●大正5年 造り酒屋が倒産し、3人は熊本へ移住し、古書文具店「我楽多」開業
●大正9年 戸籍上離婚。 咲野32才
●大正14年 山頭火出家得度。
●大正15年 山頭火、行乞放浪の旅に出る。咲野38
●山頭火四国松山「一草庵」で没す。59 咲野52
●咲野 熊本市内の病院で死去 80才
住みなれて 茶の花の 咲きつづく
この句は昭和8年(1955年)小郡の其中庵にいる時庭に咲いた白い茶の花を見て詠んだもの。
綺麗で聡明で働き者の咲野さん。離婚後も山頭火は何度も彼女のもとを訪れていますし、彼女もまたずっと
お金の工面をして彼を支えて居られたようです。
< 種田山頭火の和紙人形 >
♪ あてなくあるくてふてふあとになりさきになり ( 山頭火 )
♪ てふてふうらうらどこまでついてくる ( 山頭火 )
♪ 濡れててふてふどこへゆく ( 山頭火 )
by japanesque-doll
| 2012-08-02 00:25
| 和紙人形
|
Trackback(1)
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Comments(8)
Tracked
from canadian pha..
at 2022-09-07 11:38
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whirl--wind at 2012-08-02 00:32
なるほど~ だから、戸籍上離婚とあるのですね。
戸籍上は夫婦でなくなっても、旦那さんの方が支えてもらったのかな?
お互いに支え合っていたのかもしれませんね~
戸籍上は夫婦でなくなっても、旦那さんの方が支えてもらったのかな?
お互いに支え合っていたのかもしれませんね~
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nagotu3819 at 2012-08-03 10:13
てふてふうらうら…離婚しても支えてくれた奥さんを詠んでいるのね。
そう思うと、一つひとつの句が、活き活きとして来ますね。
山頭火の作は、以前から気になっていました。
連れて行ってくれるようなお友達も、居られて良いな。
最近は映画は見ないの?
映画の若々しい感想を、また楽しみにしていますね。
そう思うと、一つひとつの句が、活き活きとして来ますね。
山頭火の作は、以前から気になっていました。
連れて行ってくれるようなお友達も、居られて良いな。
最近は映画は見ないの?
映画の若々しい感想を、また楽しみにしていますね。
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長沼
at 2012-08-03 21:52
x
>whirl--wind さん、~~~(^^)
奥さんが働いたお金は殆ど彼の酒代で消えるのです。
帰って来ないと思ったら、東京へ行っちゃってるし・・・咲野さんの兄が離婚を勧めたようです。当然ですね。
離婚後、山頭火は出家し托鉢の僧になったのです。
乞食なので友や奥さんや息子の仕送りがないと生きていけなかったのです。
奥さんが働いたお金は殆ど彼の酒代で消えるのです。
帰って来ないと思ったら、東京へ行っちゃってるし・・・咲野さんの兄が離婚を勧めたようです。当然ですね。
離婚後、山頭火は出家し托鉢の僧になったのです。
乞食なので友や奥さんや息子の仕送りがないと生きていけなかったのです。
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長沼
at 2012-08-03 22:03
x
>nagotu3819さん、~~~(^^)
てふてふの句は他にも色々あります。
山頭火の心の片隅には、いつもしっかり者の奥さんがチラチラしていたのかもしれませんね。
私は方向音痴なのでね、連れてってもらいました^^アリガタヤ~
映画?! 行きましたよ^^
「海猿」です^^ 前回の海猿は寝てしまいましたが、今回は寝ないで観ました。
てふてふの句は他にも色々あります。
山頭火の心の片隅には、いつもしっかり者の奥さんがチラチラしていたのかもしれませんね。
私は方向音痴なのでね、連れてってもらいました^^アリガタヤ~
映画?! 行きましたよ^^
「海猿」です^^ 前回の海猿は寝てしまいましたが、今回は寝ないで観ました。
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doronko-tonchan at 2012-08-04 06:09
山頭火には奥さんがい種ー田!(^^)
別れてなぜ尽くすのか・・・訳言っても 訳言っても・・・(^^:)
別れてなぜ尽くすのか・・・訳言っても 訳言っても・・・(^^:)
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art-4290 at 2012-08-04 11:32
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長沼
at 2012-08-04 17:10
x
>doronko-tonchan さん、~~~(^^)
ぷぷぷ "分け入っても分け入っても青い山" ですねd^^
それにしてもdoronkoさんは 、頭がイイのでしょうねぇ
よく浮かびますこと^m^ぷぷぷ
ぷぷぷ "分け入っても分け入っても青い山" ですねd^^
それにしてもdoronkoさんは 、頭がイイのでしょうねぇ
よく浮かびますこと^m^ぷぷぷ
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長沼
at 2012-08-04 17:30
x